
2008年7月
| ■学会で研究発表 ドライクリーニングでの水溶性汚れ除去の有効性 6月21・22日、(社)日本繊維製品消費科学会の年次大会が名古屋学芸大学で開かれ、全ク連の大國智子広報担当課長が研究発表を行った。 テーマは「ドライクリーニングにおける水溶性モデル汚れの除去について」。これまで溶剤中の相対湿度と汚れの除去に関する研究は行われていたが、実際に可溶化させた水分と水溶性汚れの除去についての研究はなかった。 研究に当たっては、文化女子大学大学院の角田光雄教授(日本繊維製品・クリーニング協議会会長)と共同で研究を行った。今回は、水溶性汚れとして塩化ナトリウム汚染布(綿)、染料汚染布(綿、ポリ)を用いたが、今後は素材を変えるなどして(ウール・レーヨン等)、研究成果を実際のクリーニング現場で活用していただけるよう、研究を進めていく。 |
| ■平成20年度総会開催 様々な側面から環境保全対策を推進 /クリーンライフ協会、日本クリーニング環境保全センター 全ク連を中心に活動する「クリーンライフ協会」と「日本クリーニング環境保全センター」(ともに代表者は全ク連・青山亨会長)は6月18日、平成20年度総会を開催し、提出全議案について承認された。 両組織の代表を務める全ク連・青山会長は冒頭の挨拶で、ここ数年両組織の総会・理事会を同時開催していたことについて、「それぞれの組織の目的や性格上、今後会合等は別々に開催すべき。その上でさらに会員団体・企業の相互連携を強め、当面の諸問題へ的確に対処していきたい」と表明。今年度は理事会の回数も増やしていく方針。 総会に先立つ記念講演では、全ク連新業界ビジョン策定委員会・清水透委員長が「これからのクリーニング業界について」というテーマで講演を行った。また、総会には東京・神奈川・千葉・埼玉の各組合役員並びに中青会役員が参加し、両組織の事業及び業界ビジョン等について理解を深めた。 クリーンライフ協会は、環境保全推進、業界新ビジョン策定、事故防止など、環境保全センターは、CO2削減(VOC排出量の3割削減)、エコドライブ、溶剤回収乾燥機の普及促進、ボイラ等のクリーンエネルギー(天然ガスや太陽熱利用)への転換促進、ポリ包装資材の油化への検討・研究など、両団体とも環境保全を中心に据えて平成20年度事業を展開していく。 |
| ■クリーニングとアパレルの連携を目指して
「コラボレーション・アクト2008」/日本繊維製品・クリーニング協議会 日本繊維製品・クリーニング協議会(角田光雄会長)は6月24日、平成20年度通常総会を開催し、全議案を満場一致で可決・承認した。また役員改選では、学識理事である文化女子大学大学院教授の角田光雄氏が会長に再任された。 総会の冒頭、角田会長が挨拶に立ち「日繊ク協をベースにクリーニング業界とアパレル業界が協力関係を築き、最終的に消費者保護を目指すことは、コンプライアンスが取り沙汰されている現在において、社会的に重要と言える」と述べた。
平成20年度の実施事業として目玉となるのは、昨年度の「第1回日繊ク協交流会議」の成功を受けて、クリーニング業界とアパレル業界の相互理解・連携(=コラボレーション)を深めるための【コラボレーション・アクト2008】の全面展開。これは4つの基本事業で構成されており、@第2回日繊ク協交流会議の開催(CLV21展示会と併催)、A各業界の展示会でのPR活動、B業界見学会の実施、C日繊ク協ホームページでのコラボレーション情報(各種セミナー、展示会情報等)発信、となっており、クリーニング事故防止システムの内容充実および普及に加えて、アパレル業界とのさらなる連携も強化していく。 |