お知らせ

2012年10月2日

第4回全国クリーニング大会in徳島 「利用者利益の擁護に必要な義務の遂行」 を大会宣言に掲げ、盛会裏に終了

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全ク連は9月29日(土)、「第4回全国クリーニング大会in徳島」をホテルクレメント徳島(徳島県徳島市)にて開催しました。
昨年開催する予定であった第3回クリーニング大会in郡山が東日本大震災の影響で中止となり、それを受けて2年ぶりの開催となった今大会は、261名の参加者を得て成功の内に幕を閉じました。
開会式の冒頭、第3回郡山大会から第4回徳島大会へと大会旗の引継ぎが行われ、全ク連・青山亨顧問から四国ブロック・小出良明協議会長(徳島県組合理事長)に大会旗が手渡されました。
続く代表挨拶では全ク連・小池広昭会長が檀上に立ち、「第3回の郡山大会は東日本大震災の影響で中止となりました。被災された皆様には一日も早い復興をお祈り申し上げます。また、全国の組合員の皆様からは、5,488万円を超える被災組合員に対する義援金をお寄せいただき、組合員の心が一つの絆で結ばれていることを改めて確信しました。クリーニング業界を取り巻く環境は、ファッションのカジュアル化などによるクリーニング依存の衣服の減少、建築基準法問題や経済状態の悪化など、今が最も厳しい時期と思われます。改めて大同団結と需要回復の必要性を感じており、全ク連として組合員の皆様と共にこの問題に対処していきたいと考えております」と述べました。
また、開催地である徳島県を代表して小出理事長が挨拶を行いました。来賓挨拶では、厚生労働大臣・小宮山洋子氏(当時/代読:厚生労働省健康局生活衛生課・依田泰課長)をはじめ、徳島県副知事・齋藤秀生氏、徳島市長・原秀樹氏(代読:徳島市市民環境部・平山元部長)、衆議院議員・後藤田正純氏(徳島県組合顧問)、株式会社日本政策金融公庫常務取締役・中村吉夫氏からご祝辞を賜りました。
続く特別記念講演では、「上勝町・葉っぱビジネスで生きがい」をテーマに、徳島県上勝町長・笠松和市氏から上勝町の主要産業である「つまもの(日本料理を彩る枝葉や花のこと)」を活用した、高齢者でもできる高付加価値産業についてご講演いただきました。
次に、クリーニング技術部会が研究発表「利用者信頼確保のためのクリーニング工程」を行いました。クリーニング事故防止のための洗たく物引き渡し時における相互確認「お渡し前に必ずチェック」の重要性や、クリーニングを請け負った衣類を適正な状態で引き渡すために必要と考えられる検品・検査工程の概要を説明し、同内容について技術部会が作成したDVDを上映しました。
その後、小池会長が大会宣言として、クリーニング業法が目的として掲げる利用者利益の擁護のための「洗たく物の状態把握義務」「適正クリーニング処理方法選択義務」「クリーニング完全実施義務」「受寄物返還義務」の4つの義務の遵守、およびクリーニング技術の研鑚を宣言しました。
最後に大会旗引継ぎでは、四国ブロック・小出協議会長から北海道ブロック・橋本喬史氏(北海道組合副理事長)に大会旗が引き継がれ、橋本氏の受諾宣言によって大会は終了しました。
その後の懇親会では、民謡や舞踊、阿波おどりが披露されるなど、会場は大いに盛り上がりました。参加者は大会や懇親会を通じて業界の活性化につながる情報を得て、組合の団結を感じた一日となりました。
次回大会は平成25年10月に北海道札幌市での開催を予定しています。ぜひとも、来年も皆様のご参加をお待ちしております。


開会の挨拶を行う小池会長

葉っぱビジネスにおける商品の高付加価値化や、
クリーニング技術部会が提案する
「利用者信頼確保のためのクリーニング工程」
などの発表に、参加者は興味深く耳を傾けていた


次回大会(開催地:札幌)の北海道ブロックに
大会旗が引き継がれた

懇親会では、全国各地の仲間達が交流を深めた

開催概要

名 称:第4回全国クリーニング大会in徳島
日 時:平成24年9月29日(土)
場 所:ホテルクレメント徳島(徳島県徳島市)
主 催:全国クリーニング生活衛生同業組合連合会
後 援:厚生労働省/徳島県/徳島市/
公益財団法人徳島県生活衛生営業指導センター/財産法人徳島県観光協会
実行団体:徳島県クリーニング生活衛生同業組合
協賛団体:クリーンライフ協会/一般社団法人日本産業機械工業会/
クリーニング機材商協議会/日本ドライクリーニング協会/
全国おしぼり協同組合連合会/日本クリーニング生産性協議会/
日本クリーニング用洗剤同業会/株式会社白洋舍