[防水性製品の洗濯機事故 ]

〜脱水には気をつけろ〜

 

防水性製品を家庭用の洗濯機で洗うとどうなるか?

最近、そんな話を聞いたことがありますか?

 

防水製品にはどんなものがあるでしょう。

例えば・・・

自転車・バイク・自動車のカバー、防寒具、アウトドア製品(寝袋など)、スキーウエア

レインコート、オムツカバー、サウナスーツ、ウエットスーツなどなど。

 

これらの中には最近では家庭洗濯可能と銘打った製品もたくさん出ています。

 

ところが。

 

●これらを家庭洗濯機で洗うとどのようなことが起こるのでしょうか。

 

防水性繊維製品は水を通さないのが利点。ところがそれが仇となり、

脱水すると衣類の繊維の間から水が抜けなくなってしまい、衣類が水を抱え込んだ状態になります。

そうすると

脱水槽のバランスが崩れ始め

そのまま高速回転し始めた脱水槽が

外側の洗濯槽にぶつかって(洗濯機の槽は内側と外側と2重になっている)

異常振動を起こしてしまうのです。

通常はバランスが崩れた場合には洗濯機は安全装置が働くようになっていますが

たまたまバランスがとれたまま高速回転し始めると、この状態で安全装置が働いても

止めることができないそうです。

 

●異常振動で洗濯機は・・・どうなるのでしょう?

 

先ごろ、国民生活センター・消費者情報部が「防水性繊維製品を脱水していたら洗濯機が飛び跳ねた!倒れた!」

と被害速報を発して、注意をよびかけました。

1990年〜2000年度の11年間で国民生活センターに寄せられた被害は45件。

そのうち洗濯物の種類がわかる24件中防水性繊維製品は12件。

被害内容は、倒れた洗濯機による打撲、蓋が吹き飛び壁に穴を開けるなどの家屋被害、倒れた洗濯機による水被害などなど。

 

●対策はどうなっているのでしょうか?

 

洗濯機メーカーでは防水性繊維製品を脱水する際の注意を取り扱い説明書に書いていますが、

最近では各家電メーカーとも新しく生産する二槽式及び全自動洗濯機については洗濯機本体にも表示されることになっています。

 

繊維製品メーカーでも一部には注意表示を取り付けているものもあります。(しかしながらこちらはまだ少数)

「家庭で洗える○○」とうたっていても、実際ではこのような事故が発生してしまうことがあります。

 

家庭洗濯機をご使用の際にはいまいちどの注意が必要です。

 

最後に一言。

「防水性の製品で『いかにも水を抱え込みそうだなあ』と感じたら、家庭で洗う前にLDマークのクリーニング店へご相談ください。」

 

 


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