お知らせ

2017年9月20日

長期間放置品解消にむけたPRキャンペーンを実施 放置品に関する実態アンケートの結果を公表 「放置品引取り推進ポスター」を全組合員に配布

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全国クリーニング生活衛生同業組合連合会(全ク連)では9月29日のクリーニングの日にむけて、クリーニングの仕上がり予定日を過ぎても利用者が引き取りに来ない長期間放置品解消を目的としたPRキャンペーンを企画・展開しています。

長期間放置品に係る所有権の問題は多くのクリーニング事業者に共通する長年の課題であり、全ク連では平成29年度の重点事業として、この解決策構築にむけてクリーニング賠償問題協議会を中心に厚生労働省をはじめとする関係省庁、公益財団法人全国生活衛生営業指導センター等の関係団体と協議を進めています。

この取組みに関連して、8月に全国から無作為に抽出した598名を対象に長期間放置品の実態把握のためアンケート調査を行い、クリーニング店にある放置品の点数やその取扱い、保管のためにクリーニング事業者が強いられている負担等について結果を取りまとめました(PDFデータ参照)。

今回のPRキャンペーンでは同アンケート調査の結果を元に、早期の引取りに関するお願いに加え、クリーニング店に衣類を預けたままにする利用者の何気ない行動(一部は故意による行動も含むことを注意喚起)がクリーニング事業者を困らせている現状を周知し、それが最終的には利用者のデメリットにつながってしまうという構図をアピールして、問題解決にむけた流れ(世論)を醸成することを目的としています。

この調査結果はニュースレターとして9月19日(火)に新聞・雑誌等のメディアや記者クラブに発出したほか、テレビのニュース番組への露出を狙った情報発信を行いました。
同時に、全ク連では利用者に放置品の引取りを促す「放置品引取り推進ポスター」を7,500枚作製し9月中に全組合員に直送、店頭掲示することで利用者の目に触れる機会を増やし、PRキャンペーンにおける相乗効果を高めていきます。
なお、ポスター(A3サイズ/両面印刷)は、「お客様の大切な衣類 お忘れではありませんか?」のコピーをメインに据え、利用者にクリーニングの仕上がり予定日が過ぎたら一日も早い引取りをお願いする内容で作製しました。

今後は平成29年度中を目途に、長期間放置品解消にむけた解決策構築を目指し引き続き関係機関と協議をしていきます。

長期間放置品の実態把握のためアンケート調査

利用者に長期間放置品の引取りを促す店頭ポスター概要

・仕様:A3サイズ/両面印刷

ブルーバージョンコンセプト

清潔感あふれるポスターでお店の雰囲気を壊すことなく掲示できます。
仕上がったばかりのお預り品の「綺麗さ」を強調し、この綺麗な衣類を少しでも早く引き取ってほしいクリーニング事業者の気持ちを表現しています。

オレンジバージョンコンセプト

引取りのお忘れに対する危機感をオレンジで表現。仕上り品には擬人的な表情を加え、一刻も早い引取りを利用者の情に訴えるポスター。
「きれいに仕上がっているのに悲しい」という相反する感情を同時に表わすことで見た人に、ある種の違和感を感じてもらう趣旨。