お知らせ

2015年4月6日

【注意情報】マッサージオイルなどを含んだタオル等の自然発火による火災について

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東京消防庁は、平成25年3月22日付で「マッサージオイルなどを含んだタオル等が自然発火!〜エステ店からの火災が増えています〜」と題したニュースリリースを発出し、注意を呼びかけております。
全ク連の火災共助の申請状況では昨年末に2件、タオルの自然発火による火災が発生したとの報告が挙がっており今一度ご注意ください。
以下、ニュースリリースよりポイントを抜粋します。
●油の付着したタオル等が自然発火した
火災の発生状況
平成20年〜24年の5年間で26件の火災が発生している。このうち、エステ店からの火災は10件(38.5%)で全体の4割近くを占めている。
●エステ店の火災発生状況
 エステ店で発生した火災10件の状況をみると、マッサージオイルの付着したタオル等を洗濯し、乾燥機に余熱が蓄積された状態で放置したため、自然発火している。
●ここでいう自然発火とは(一例)
 自然発火とは、動植物油中に含まれる不飽和脂肪酸が、空気中の酸素によって酸化されて発熱し発火すること。
●どのような状態で自然発火するのか
1.空気と接触する面積が大きくなっている
(油がタオル等にしみ込んでいる)
2.温度の高い状態にある(タオル等を乾燥機で乾燥した後)
3.放熱の悪い状況にある(乾燥機内に入れたまま、タオル等を畳んで積み上げる、かごに入れる)
また、同様の火災発生を受けて全ク連が東京消防庁に取材を行い取りまとめた出火防止対策は以下のとおりです。(クリーニングニュース2005年12月号p24-25より)。

ご確認ください

1.品物を受ける時
エステサロンなどのタオル類を扱う際は、マッサージオイルなどの使用の有無を確認する
2.洗浄方法
油脂分解性の高い洗剤を使い、アルカリ剤を多めに使用するなどして油脂分を十分に洗浄、除去する
3.乾燥
・タンブラー乾燥時は低温設定で乾燥させる
・タンブラー乾燥の最終段階では加熱を止めて、クールダウンする
・乾燥後はタンブラー内に放置せず取り出し、放熱しやすいように品物を広げておく
なお、東京消防庁のニュースリリースでは火災の具体的事例を紹介しているので、ご参照ください。
マッサージオイルなどを含んだタオル等が自然発火!〜エステ店からの火災が増えています〜【東京消防庁 ニュースリリース】