全ク連では、組合組織の最重要課題として令和2年度から次世代育成支援事業に取り組んでいます。
その一環としてブロック青年部の立ち上げを目指すモデル事業を四国ブロックで実施し、令和7年度に四国ブロック青年部「志青会」を結成しました。
これを受けて、全ク連が主催し、志青会および中央青年部会の運営の下、令和7年7月12日(土)に高知県の三翠園(高知県高知市)で志青会結成式を開催し、四国4県を中心として組合員および青年部員等の関係者70名が一堂に会して志青会の門出を祝しました。
開会式では主催を代表して全ク連・野澤勝義会長が挨拶に立ち、「志青会が結成されたことは、厳しい状況が続くクリーニング業界において将来への望みにつながる明るい話であり、全ク連としても非常に喜ばしく感じている。志青会の結成は四国ブロックのブロック長や理事長、組合員、青年部員の皆様が頑張った結果である。この素晴らしい会を維持していくのは青年部員の皆様の役目であり、これから志青会が全国の青年部を代表するような活躍を行うことを期待している」と結成をお祝いするとともに、今後の活躍を祈念しました。
続いて、四国ブロック・武田長治ブロック長が、全ク連の次世代育成支援事業を機に数年来尽力してきた志青会の立ち上げに際して協力を賜った関係者に感謝の意を表するとともに、結成式に参集した参加者に改めて御礼の言葉を述べました。
加えて、中央青年部会・田村直仁部会長と志青会・長尾浩司部会長がそれぞれ挨拶を行いました。
田村部会長は志青会立ち上げに関する思い出を振り返るとともに、令和7年度末に発展的解散となる中青会について、その引継ぎ組織でも次の世代の人材を育てられるような活動を行っていきたいと抱負を述べました。
また、長尾部会長は若手事業者が互いに学びあい支えあいながら業界の発展に寄与するという志青会の結成目的に触れ、改めて所信を表明するとともに、志青会の立ち上げに協力された全ての関係者に感謝を捧げました。
結成式では、記念セミナーとしてシミ抜き流派「不入流」を創設した祖主・高橋勤氏が「私のシミ抜き人生 そしてこれからのクリーニング」と題した講演を行いました。
講演では自らの生い立ちや時代背景を元に、そこから学んだ人生の目標や哲学、シミ抜き流派「不入流」の成り立ちに触れ、テクノロジーの進化や消費者の価値観の変化に伴うクリーニング業界および店舗の将来像について語りました。
懇親会は、来賓に高知県・西森裕哉副知事や高知市・桑名龍吾市長、高知県組合顧問の土居央氏(高知県議会議員)と竹村邦夫氏(高知市議会議員)等が参加する中開催し、参加者が懇親を深めました。
加えて高知県の老舗料亭「濱長」が運営するよさこい連「濱長花神楽」が本場のよさこいを披露し、音楽に合わせて参加者も踊るなど、会場は大いに盛り上がりました。
また、懇親会の最後には高知県組合・木村浩二理事長が挨拶に立ち、志青会の魅力であるメンバーの仲のよさを活かした活動を期待するとともに、改めて参加者に結成式および懇親会への参加に対する感謝を述べました。