全ク連は11月26日(水)~27日(木)の2日間、東京ビッグサイト東4ホール(東京都江東区)でクリーニング産業総合展2025 クリーンライフビジョン21 in Tokyoを開催し、56社・団体、154小間が出展しました。
今展示会では、出展各社による最新のクリーニング機器やサービスの展示に加え、店舗表彰企画や接客コンテスト、各種セミナーなど、店舗運営のヒントとなる各種イベントが開催され、2日間で5,591人が来場しました。

初日となる11月26日(水)の開会式では、全ク連・野澤勝義会長が挨拶に立ち、今展示会に出展した各社・団体に御礼を述べるとともに、来場者にはクリーニング業界の明るい未来を見つける場にしてほしいと展示会開催の意義を述べました。
なお、開会式には来賓として厚生労働省 健康・生活衛生局 生活衛生課・山口己智一経営環境調整専門官、東京都 保健医療局 健康安全部 環境保健衛生課・鮫島弘尚課長、株式会社日本政策金融公庫・長田浩志常務取締役が臨席し、展示会をクリーニング業界の課題共有や意見交換の場とすることや、社会環境が劇的に変化する中にあって、クリーニング事業者が力を合わせて活力のある未来を作り上げることへの期待の言葉が述べられました。

今展示会では、最新のクリーニング機械や資材に加え、POSレジや受渡しロッカーといった省力化・生産性向上に寄与する機器や集客等を目的としたWEBシステム構築サービスなどを取り扱う企業が出展しました。
さらに、アウトドア衣類のメンテナンスや高級衣類の水洗いといった専門性の高いクリーニングサービスの提案に加え、職場における熱中症対策に役立つスポットクーラー等の機器など、クリーニングの作業環境改善からサービス、経営まで幅広い分野の出展者が揃いました。


主催者ブースでは、技術部会が令和7年度に公開した技術情報検索システムのPR等に加え、令和7年度の全ク連重点事業として全組合で作成したご当地洗太くんを公開しました。
なお、ご当地洗太くんは各都道府県組合から推薦のあったテーマに沿って1組合につき2体作成しており、展示会場で人気投票を行った結果、福井県組合の「恐竜」と沖縄県組合の「ジンベエザメ」が同じ票数で一位となりました。
加えて、全ク連のコラボ事業としてエステー株式会社のクリーニング店専用ムシューダ防虫カバーやTVアニメ「綺麗にしてもらえますか。」の紹介を行いました。

今展示会では、2日間にわたりセミナー・イベントを開催しました。
セミナーでは、経営改善や事業承継、クリーニング技術向上などをテーマとして2日間で計11本を開催しました。

イベントでは、初日となる26日(水)に中央青年部会が企画する店舗表彰企画「第2回CLEANICHELIN(クリニシュラン)」を開催し、5名のエントリー者が自店の先進的な取り組みや好事例を紹介しました。
審査員とオンラインの青年部関係者、および会場の観客による投票の結果、株式会社ふくやの戒能駿平氏(愛媛県組合)が最優秀賞に輝きました。


また、2日目には特定非営利活動法人日本繊維商品めんてなんす研究会が主催する接客コンテスト「めざせ!C-1グランプリ」が開催され、5名の出場者が実際に自店で取り扱っているお店の売りを盛り込んだロールプレイング対決を行い、株式会社ホームドライ神戸の木村恵里氏が1等となりました。

2025年11月26日(水)~27日(木)
東京ビッグサイト 東4ホール
全国クリーニング生活衛生同業組合連合会
厚生労働省
経済産業省
環境省
東京都
56社・団体154小間 ※出展者数は共同出展を含む
11月26日(水)…2,878人
27日(木)…2,713人
合計…5,591人