新年を迎えるにあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。
組合員の皆様におかれましては、令和8年を健やかに迎えられましたこととお慶び申し上げます。
また、組合員の皆様、および関係する団体の皆様には、日頃より全ク連事業に多大なご理解とご協力を賜りますことに心より御礼申し上げます。
加えて、昨年11月に開催したクリーニング産業総合展2025にも多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
さて、クリーニング業界はリネンサプライ業がインバウンドの増加等により好調な一方、ホームクリーニング業は物価高騰や需要の減少、後継者難などの難題が続いております。
また全ク連では組合員数の減少やそれに伴う活動の低下などの難題が続いておりますが、その中にあって昨年は四国ブロック青年部「志青会」が結成されました。
個々の組合での青年部活動が難しい現状に対し、四国4県がまとまり力を合わせて運営していくという新たな青年部の在り方を示すモデルとして、将来への期待を感じる明るい話題となりました。
中央青年部会も、今年の単青組首長会議・研修会をもって一度その幕を下ろしますが、これは決して後ろ向きな終わりではありません。
令和8年度からは後継となる青年部組織が立ち上がり、全国の青年層の交流の場となる活動を新たに開始する予定です。
いずれもクリーニング業界の将来的な担い手の減少に対応すべく、若手事業者が仲間を見つけ、心の支えとなる場、自分たちが思い描く事業を実行できる場となることを目指しております。
目まぐるしく変化する時代の流れに対応すべく頑張っている若い世代に負けないように、親世代である組合も社会の変化やニーズを積極的に取り込んでいきましょう。
なお、全ク連としても組合の皆様の本質的なニーズの把握とブロック内の連携強化を目的としたブロック懇談会を昨年秋から今年の2月にかけて全国で開催しております。
懇談会で全ク連役員が皆様と対話を重ねることで、頂戴するご意見を連合会の運営に活かしてまいります。
今年の干支である午は、躍動や行動の象徴とも言われています。
クリーニングがこれからも社会の公衆衛生を守り、人々の衣生活を豊かにするサービスであり続けるよう、勢いよくのびやかに走る馬のように我々もよりよい業界、よりよい組合を目指して前向きに進んでまいります。
本年も皆様のご活躍とご健勝をお祈り申し上げるとともに、引き続きお力添えを賜りますようお願い申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。
全国クリーニング生活衛生同業組合連合会
会長 野澤 勝義