お知らせ

2015年1月29日

長野県組合「災害時における被災者支援に関する協定」に基づいた取組み 長野県神城断層地震の避難者にクリーニング支援を行う

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平成26年11月22日に発生し、最大震度6弱を記録した長野県北部を震源とする長野県神城断層地震について、長野県クリーニング生活衛生同業組合(加藤文人理事長/以下、長野県組合)は避難者に対し11月27日〜12月22日の間クリーニング支援を行いました。
長野県組合では、大規模災害が発生した場合に長野県から要請を受けて、県内に12ある生活衛生同業組合が被災者を支援する「災害時における被災者の支援に関する協定」を平成24年9月24日に締結しています。今回、長野県白馬村から避難所に滞在する被災者の衣類等の洗濯物のクリーニング処理について支援の要請が長野県にあり、長野県との協定に基づき長野県組合で調整し、大北支部の組合員1店舗が支援を行いました。
避難所(ホテル等の宿泊施設5ヶ所)でのクリーニング支援の方法は、避難者の地区名・氏名を記入した洗濯物の専用袋を回収日(月・水・金)に受け取りに行き、原則翌々日にクリーニングした洗濯物を納品するというものです。期間内にジャンパーや手袋等の小物、下着類約1,700点をクリーニング処理しました。なお、12月29日から仮設住宅への入居が開始されたため、支援を終了しています。
クリーニングを請け負った有限会社丸友産業の林博之さんは、「白馬村と相談し集配サイクルを決めました。5ヶ所の集配を行うのは大変でしたが、避難者の中には自宅が全壊してしまったお得意さんもいたので、なんとか力になりたいと思いました。最後の配達日には利用者の方々に感謝の声をかけていただきました」と述べました。
加藤理事長は、「今回支援を行った大北支部は新潟県境にある大町市と白馬村を中心とした支部で、近年は人口減少が続き組合員も3店舗となっています。受け手(店)が少ないことと、積雪量が多い地域のため交通の確保が課題となりました。今後災害が発生した際も、できる限りの支援をしていきます」としております。

「災害時における被災者支援に関する協定」に基づく支援の概要

支援内容
避難所に滞在する被災者に係る洗濯物のクリーニング処理
支援期間
平成26年11月27日〜12月22日
対象施設
5ヶ所
・白馬村保健福祉ふれあいセンター
・ホテルシェラリゾート白馬
・白馬村三日市場公民館
・法政大学白馬山荘
・高崎経済大学白馬セミナーハウス
実施場所
長野県組合大北支部 組合員1店舗(有限会社丸友産業)
◆クリーニング支援の方法
1.地区名・氏名を記入した専用袋に衣類等を入れる
2.利用者は専用袋を回収日(月・水・金)の17時までに指定場所に提出
3.クリーニングを行い、原則として回収日の翌々日に返却
 (月→水、水→金、金→月)
◆取り扱った衣類等について
・約1,700点
・ジャンパー、靴下、手袋、帽子、下着等の細かいものも数多く出た